〜天魔戦記〜

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 第三話 『修練-シュウレン-』


【男女比率】
 男2 女2



【登場人物】


佐倉 音々 ♀サクラ ネネ(15歳)
アル(偽名)♂(??歳)
西園 凛  ♀ニシゾノ リン(15歳)
楠垣 翔兵 ♂クスガキ ショウヘイ(15歳)




【大まかなキャラ設定】

*佐倉 音々

身長:156cm程度 一人称:私
この物語のヒロインに当たる人物。
幼い頃に母親を亡くしており、今は父と二人暮らし。仕事柄あまり家にいないのでほぼ一人暮らしのようなもの。
性格はどこにでもいそうな普通の女子高生、だが やると決めたらそのことを真っ当しようとする強い意志を持っている。
西園凛や楠垣翔兵とは幼稚園からの腐れ縁。
堕天使に襲われた際に悪魔(アル*偽名)と契約をしてしまう。


*アル

身長:175cm程度 一人称:俺
佐倉音々と契約を交わし、召喚された悪魔で一応この物語の主人公に当たる人物。
見た目年齢は高校生程度で、見た目は目つきの悪い不良のような感じ。髪の色は金色。
黙っていると怖いが、喋ると第一印象がガラリと変わる。
性格は見た目とは裏腹に軽く、ヘラヘラしている。が、いつもヘラヘラしているわけではなく、やる時にはやる奴。
武器を扱うことと魔術においては魔界最強クラス。、
unlimited weapons-アンリミテッド ウエポンズ-というスキルを有しており、異空間から武器などを取り出すことが出来る。
他にはトランスという衣服や容姿を自由自在に変化させる能力を持っている。


*西園 凛

身長:150cm程度 一人称:あたし
佐倉音々の親友で家は極道だが、性格は佐倉音々と対照的に好奇心旺盛な元気で活発な突っ込みどころ満載の少女。
佐倉音々や楠垣翔兵とは幼稚園からの腐れ縁。俗に言うツルペタで胸部を指摘されるとキレる。


*楠垣 翔兵

身長:171cm程度 一人称:僕
学力は全国模試で5位以内に入るほどの秀才。S要素有。
普段はクールで落ち着いた物言いをするが、時折熱くなる。
佐倉音々や西園凛とは幼稚園からの腐れ縁。


【劇中呼称】
音々♀
アル♂
凛 ♀
翔兵♂

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キャラ名「」=台詞  キャラ名(心)=心の声  キャラ名(N)「」=ナレーション
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音々「ん…ここは…?」


音々(N)「目が覚めると不思議な空間にいた。何が不思議って…空は紫色で、地面は灰色…それが果てしなく続いて…。その中でも一番奇妙
     なのは…武器が、色々な武器が地面に突き刺さっていること。…剣や槍、斧や弓、銃や大砲までもが地面に突き刺さっている。」


翔兵「何だここは…こんな場所聞いたこともないぞ…」


凛「んー、あ、わかった!ここはアメリカだね!」


 翔兵が驚愕の表情を浮かべているのとは裏腹に呑気なお馬鹿発言をする凛


翔兵「…お前はアメリカを何だと思ってるんだ?」


アル「お、皆起きてるみたいだねぇ」


音々(N)「どこから現れたのか、気がつくと私達の前にアルが立っていた」


音々「ねぇアル、ここはどこなの…?」


アル「ん?あぁ、ここは俺の作った異空間だ。ほら、そこらに武器刺さってるだろう?あれは俺のコレクション兼武器ってわけだ」


翔兵「異空間…か…。悪魔だの天使だの堕天使だの人柱力だの、現実離れしたことを聞いても驚かなくなった自分が怖いな…」


凛「あたしは元から驚いてなかったけどねー」


翔兵「お前は元から頭空っぽだからな」


凛「何をー!」


 得意の蹴りを翔兵に繰り出す凛、その蹴りを避けようとするも避けきれず何度か食らってしまう翔兵


凛「おりゃりゃりゃりゃりゃぁ!!!」


翔兵「とっとっ、オウフッ!」


アル「まぁ、柔軟な対応を取ってくれた方がこっちも楽でいいんだけどねぇー」


音々「そういえば話よりも大事があるって言ってたけど…」


アル「あぁ、そうだったそうだった。ツルペタちゃん、眼鏡君、じゃれ合うのも良いけどそのへんにしといてくれ。たぶん体力続かないだ
   ろうし」


凛「ッ…むぅ」


翔兵「はぁ…いってぇ…ほんとお前手加減しないよな…」


 ツルペタというワードに反応し、翔兵への蹴りを止め、アルへ蹴りかかろうとするも、どうせ全然通用しないし、と思いとどまる凛。


アル「さてと、いきなりだけどお嬢ちゃん達には力の使い方を分かってもらうために修行してもらおうと思う」


音々「修行…?」


翔兵「堕天使の襲撃に備えてってとこか…。具体的には何をするんだ?」


アル「そうだなぁ…まずは自分達が持っている属性を把握してもらおう」


翔兵「属性…?それは以前チラッと言っていた術の属性のことなのか?」


アル「おぉ、鋭いねぇ、流石眼鏡君!眼鏡は伊達じゃないねぇ!」


凛「よっ、眼鏡っ!日本一!」


翔兵「はぁ…茶化さないで話を続けてくれ…」


アル「はっはー、悪い悪い。そんでまぁ、さっき言った属性なんだけどね、まず人間、悪魔、天使・堕天使に共通する属性には火、水、風
   、土がある。その他には属性の応用で雷や氷なんかもある。稀に特有の属性を持っているやつがいるが、それはとりあえずおいとい
   て、悪魔特有の属性が闇、天使・堕天使特有の属性が光。人間特有の属性は無、属性の種類に関しちゃこれくらいかねぇ」


翔兵「ちょっといいか?」


アル「ん?何だね?」


翔兵「少し前に話した魔力や輝力(コウリョク)や人柱力(ジンチュウリキ)っていうのは属性とは関係ないのか?」


アル「あぁ、魔力云々は力の種類の名前で術を発動する際に使う力なのさ。組み合わせで言うと、悪魔は力の名前が魔力で術の名前が魔術
   、天使・堕天使は力の名前が輝力で術の名前が輝力。人間は力の名前が人柱力で術の名前は普通に術だ。」


翔兵「使う力が違ったら特有の属性以外の属性にも影響があったりしないのか?」


アル「俺は専門家じゃないから理由までは知らないけど、それはないね」


翔兵「ふむ…」


 アルから聞いた話をまとめるため考え込む翔兵


音々「それで、自分がどの属性を持ってるか調べるにはどうしたらいいの?」


アル「そりゃー片っ端から試すしかないさ」


音々「片っ端…」


凛「水とかなら大丈夫だろうけど、火とかって危なくない?」


アル「まぁ、爆発してもおかしくはないわなー」


音々「えぇええええええっ!?
凛  えぇええええええっ!?
翔兵 はぁああああああっ!?」


 アルのさらりと言った爆弾発言に声を合わせて驚く音々達


凛「めっちゃくちゃ危ないじゃんっ!」


音々「そうだよ!下手したら死んじゃうでしょ!」


翔兵「全くだ!堕天使に殺される前に自滅とか洒落にならないぞ!」


アル「はっはー、まぁ、大丈夫だって、俺が魔術でお嬢ちゃん達に結界張っとくからさー」

 
 しばらく考え込む三人


翔兵「…何もしなくてもいずれ堕天使に殺されるんなら、まだ自滅の方がマシか…。その術ってのはどうすれば発動出来るんだ?」


アル「特に何もしなくていい、ただ念じればいいのさ。術の発動ってのは自分に力があることを自覚するのがキーなんだ。まぁ、要するに
   炎が出したいのなら炎を出したい、風を起こしたいなら風を起こしたいと念じればそれでいいのさ」


翔兵「…そ、そんな単純なことでいいのか?」


 戸惑いながら問う翔兵


アル「おう」


翔兵「……」


アル「まっ、ものは試しだ。まず火属性からいってみようかー」


凛「イエッサー!」


音々「う、うん…」


翔兵「お、おう…」


アル「はい、開始5秒前ー、5.4.3.2.1.0!」


音々「え、えい!」 …チリチリチリ


翔兵「ふっ!」 シュボッ


凛「やぁああっ!」 ヴォォオオオオ!!!


 アルのカウントに合わせて炎を出す音々達、音々と翔兵は手を前に突き出し、凛は何故か両手
 を腰に当てて叫ぶ。


凛「うわぁぉおおおお!?燃えてるー!」


 凛が自ら出した炎に包まれる


音々「ちょっ、えぇえええ!?」
翔兵「ちょっ、はぁあああ!?」


突然の出来事に素っ頓狂な声を上げる二人


音々「凛っ!危ない!」


 音々が咄嗟に水を出したいと念じ、物凄い勢いで水が音々の両手から放出される


凛「ね``ね``お``ぼれ``るぅ``〜!!!!!」 


 炎は鎮火するも水に飲まれておぼれる凛


翔兵「今助けるぞ!」


 翔兵が風を起こしたいと念じ、突風が吹き荒れて器用に凛だけを中に浮かせる


凛「はぁ``はぁ``死ぬかと思ったぁ…わぁああああっ!!!」


 風が止み、10m程の高さから落下し目を回す凛


アル「あー…なんていうかまぁ…うん、色々とお疲れさん」


音々「めちゃくちゃ危ないじゃないですか!」


アル「いやぁ…むしろそれはこっちの台詞なんだよねぇ…」


翔兵「どういうことだ?」


アル「いやだからまぁ…俺さ、術で結界作るって言ってたろう?ほら、証拠にツルペタちゃん、火傷どころか濡れてすらいないだろ?」


音々「ほんとだ…」


アル「俺がさっき張った結界は術に対して有効に働くが、術以外のダメージには効果がなくてねぇ、流石にあの高さから落下したんだから
   さぁ?打ち所悪けりゃさっきので死んでたよー。けどまぁ、怪我の功名とでも言うべきか…三人とも持ってる属性把握出来たんだし
   良しとしようかね、お嬢ちゃんは水、ツルペタちゃんは火、眼鏡君は風ってな具合にね。」


翔兵「属性が分かったのはいいが…妙に疲れたな…」


音々「うん…私も」


アル「まぁ、初めて力を使ったんだ。その反動ってとこだろうねぇ。まぁ、しばらく休めば回復するさ」


 そう言いながらアルが凛に手を向けると薄緑色の光が凛を包み込む


翔兵「何してるんだ?」


アル「ん、治療だよ治療」


 間もなくして凛が目を覚ます


凛「ん…」


翔兵「最近お前、よく気失うよな」


凛「…お前の…せいじゃぁあああ!!!」


 起き上がるより先に翔兵に炎を放つ凛


翔兵「うぉっ!」


 咄嗟に風を起こし、炎を防ぐ、が またもや凛まで吹き飛び、落下する


凛「へぶっ!」


アル「君達元気だねぇ…」


 呆れた様子で言うアル


アル「あぁ、因みに、力の応用でこんなことも出来るんだぜぃ?」


 アルが指を鳴らすと上空から火の玉が無数に降り注ぎ、地面を抉る。


翔兵「な…なんて威力だ…。…力の応用というのはどうすればいいんだ?」


アル「それはねぇ…」


 一同アルの言葉に集中して耳を傾ける


アル「力をどう使いたいかをイメージすることさ、それを具現化出来る程の集中力を身につける必要があるんだけどねぇ」


音々「…こうすればいいの?」


 言うと音々を中心に小規模の水の障壁が出現する


アル「なっ!?」


凛「あたしもあたしもー!」


 いつの間にか戻ってきていた凛が力を使い、両手両足に火を纏わせる


アル「ふぉう!?」


翔兵「なら僕も…はぁっ!」


 翔兵が右手を縦に振ると真空派が発生し風を切り裂きながら直進してゆく


アル「こ、こいつぁ流石の俺もたまげたねぇ…」


アル(心)「まさか力を知ったその日に応用まで出来るようになるなんて…こいつぁ面白いことになりそうだ」


凛「うわぁああ!!!火が消えないぃいい!!!」


アル「…やっぱ不安になってきたわ」


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音々「天魔戦記現在3話目な訳ですが…」


アル「次回予告コーナー」(ノリノリで)


凛「が、出来ちゃいましたっ!」


翔兵「まぁ、ただの作者の急な思いつきなんだけどな」


音々「翔兵、メタ発言しちゃだめでしょ…」


『次回予告』

音々「アルから力の使い方を学んだ私達」


凛「だけどあたし達はある重大なことを忘れていた」


翔兵「まぁ、ネタバレすると…ムグムグム!」


アル「眼鏡君、ネタバレはいけないよ?」


音々「次回、天魔戦記 第四話…え、タイトルまだ決まってないの?」


凛「えぇええええええ!!!!!!!???」


〜第三話〜 -完-


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